第1話のあとがき 2017 1/5



 さて、第1話「X.X.Xプリンセス登場!」のあとがきになりますが、この作品は某昭和特撮の内容を知っている人こそ楽しめるようにと、微妙に狭いターゲット層を意識している部分があります。
 以前も同一タイトルの作品を掲載しましたが、プリキュアや魔法少女のようにマスコットキャラクターをパートナーに変身する設定は、この昭和ノリとの相性が悪い気がして、また内容的にも出来栄えに納得がいかず、かつて公開していた旧バージョンはpixivやHPから一度削除してしまいました。
 そもそも、先の展開にかけての練りが甘い状態で初めてしまったため、1話目〜3話目まではそこそこだったかなーと(自分では思っている)クオリティが後々まで続きませんでした。
 その旧バージョンを知っている方も中にはいるかもしれません。いないかもしれません。
 いずれにせよ、読んで頂けた方はご愛読ありがとうございます。
 現行の仮面プリンセスは、そういうわけでリメイクによる新バージョンとなります。キャラクターの性格や基本設定に変化はなく、ただ旧版にはいた月野秋葉やクロエといったキャラクターはどこかへ消えてしまいました。没キャラクターなどの設定リサイクルの予定ができれば、また登場の機会があるかもしれませんが、今のところは未定です。
 ゴライアス、カニサソリ、コウモキュラスなど一部の怪人は、旧版の設定リサイクルという形で、ある意味での再生怪人として登場します。旧プリンセスでは第1話で三体とも登場しましたが、新版では個別に活躍の機会が与えられることとなります。
 ここまで旧版の話をしましたが、旧バージョンの再公開予定は今のところありません。
 公開したとて、続きを書く予定が一切ないためです。

 ではこの辺りで、もう少し内容に踏み込んだあとがきにしていきましょう。

『シルバー十字キック』

 昭和の七十年代の映像技術が故に、現代人にはちょっとチープに見えちゃうようなエフェクトを作者の脳内ではイメージしています。

「ラ○ドルス○ィック!」
「エ○クス○イダー!」

 まず、あの『X』の文字出現を思い浮かべて下さい。
 某特撮の場合は一本ずつ書いていますが、シルバー十字キックの場合は四つの点が出現して、それが中心へ向かっていく形になります。


『テェフェル首領』

 もう思いっきり、納谷悟朗の声とかで喋ってるかもしれません。


『一ノ瀬隼乃の声』

 渋いオッサンの声を女の子にやらせます。それを上手に出来る美声の子がいたら、たぶんそれが隼乃の声にマッチしています。そんな人いるのかわかりませんが、ともかく昭和ヒーローボイス(女版)が隼乃の声です。


『南条光希の声』

 もう普通に昭和ヒーローボイスで喋っています。
 野太いけれどどこか美声で、その綺麗な声にちょっと濁音をかけたような、隼乃もそうですがイケボというよりハンサムボイスという言い回しの方が適切かもしれません。イケメンではなく、ハンサムって単語の方を使いたい感じ、わかるでしょうか。

 二人とも、顔立ちに関してはハンサム美人という感じになるでしょうか。
 それを実際に絵にするのは難しいし、いかんせん画力やデザイン力が足りないので、なかなか挿絵だの表紙公開までは踏み切れませんが、もし画力があったら美麗な絵柄に劇画の雰囲気を上手いこと足して、という具合でいくと思います。
 もし三人目のヒロインが現れたら?
 その子は日本一の腕前を名乗る悪者に向かって、さしずめこんなことを言うでしょう。
「○○の名人。ただし、その腕前日本じゃあ二番目だ」
「では日本一は!?」
「もちろん。この、私だ」
 掛け声はたぶん「トイヤァ!」になるでしょう。
 長くなってきましたので、今回はこのあたりで。